きのうはディサービスの日
いつものように 担架で 車いすで 送迎車で 松っちゃんは いく みんなが 近所の人たちが 「いってらっしゃ～い♪」と合唱すると ちゃんと「手をあげて 振るんだな」しかも 笑み 浮かべて 何か 神々しい光景だった 一人のおばちゃんは 合掌して涙していた。
寺ちゃんは 新盆の墓参りへ
松っちゃんの実家の墓参りへ そのあと 寺ちゃんの実家の墓参りへ そのあと「寺ちゃんと松っちゃんが はいる墓の墓参り」帰ってきたら「お線香臭い」そして「汗臭い」 兎に角 横浜は暑かった。
ベッドに腰掛けて
夜は 体を 起こす 足を 床につける しばらく 座ったまま でいる この簡単なこと 前は 0秒で 倒れた いまは 1分か2分か できる やっぱり 「継続は力なり」だなと思った。
愛の芽生え 再び 燃えてきた
何もかも 曝け出す 介護生活に おいて 一番 必要なものは「愛」であり「燃え上がる愛」が 望ましい それを お互いに 感じ取れる時 最高の幸せを 手に いれることができる 今 その境地に 辿りついた気がするが 油断は禁物 慎重に いこう
20回目「虹の橋の袂で」原作・寺ちゃんこと MAIKAL FUJIO
夢のような楽しい日々 それも過ぎ去り 窓ガラス トントンもなくなり 庭の花も 香りも 自然に 消えていた。それと引き換えに千代子のからだは 「元の千代子」になっていた。のどのカニューレも取れて 胃ろうも 取れて 水もくちからゴクンと飲める 車いすはビニールシートに 包んで 倉庫に 収納した。
今日のことわざ・「先(さき)んずれば 人(ひと)を 制(せい)す
解説・他人よりも 先に 何でも 物事を 実行に移せば有利な立場に立つことができる
今日の寺ちゃんの一句
墓参り 懐かしい顔 思い出す
お寺の境内のお水いれ桶
由緒ある 菩提寺 黒船とかペルーとか ひっかかりがあるらしい
みなとみらいと横浜ベイブリッジが見える いいところに墓がある
送迎車に 乗りま～す♪ いってくるね～♪
